昭和の人間の話になりますが、、
昔から
新卒採用は
七五三
と言われます
これは
入社後 三年以内に
大卒の3割
高卒の5割
中卒の7割が
退職する現象を表現しています
最近は
新卒社員の早期離職が目立ちますが
今回はその最新の状況について
マイナビが行ったアンケートから
企業が講ずべき対策などをお伝えします
はじめに
今年の新入社員に
いまの会社であと何年働くかを聞いたたところ
全体の
24.1%が3年以内に退職
16.0%が4~5年ぐらい
9.0%が6~10年ぐらいで
退職を考えているという結果となりました

中でも女性は30.0%が
3年以内に退職をすると回答しており
企業としては早期離職防止の対策が求められます
いまの会社で長く働くと思わない理由について
もっとも理由として多いのは
「ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」で
これが32.6%となっています

なお
この項目については男女差があり
男性が20.9%であるのに対し
女性は41.6%となっています
女性の場合
結婚や出産などで
生活環境が大きく変わる傾向が強いことから
このような結果になっていると思われます
その他の理由としては
「給料が低いから」
が28.8%
「いろいろな会社で経験を積んでいきたいから」
が25.7%となっています
それでは
どのような職場環境なら
長く働きたいと思うのでしょうか
この質問について
もっとも多かった回答率が
「コミュニケーションをとりながら進める仕事が多い」
で50.6%となっています
次いで
「身につけるべきスキルが明確である」
が33.1%
「配属当初と比べて成長したと感じる」
が31.5%となっているように
コミュニケーションや成長を
重要視する傾向が見えます

これは
別の質問の
「上司先輩の態度や行動で嬉しかったこと」
という項目にも関係しており
「話しかけてくれる」
が60.6%と最多の回答になっています
また
「誉めてくれる」
も36.8%となっており
上司や先輩としては
新入社員に積極的に話しかけ
或いは良い行動については積極的に褒める
ということが重要であることが分かります
一方で
「良くないときはきちんと指摘してくれる」
も31.4%と
高い回答になっていることから
上司や先輩は褒めるだけではなく
しっかり指導するということが
重要であることも分かります

中小企業の新卒採用は難しい
と言われている昨今ですが
その育成と定着も
大きな課題となっています
こうした結果も参考にして
新卒だけでなく
新入社員との関係性の構築を
良い方向に進めていきたいものです
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